2025.11.8わんわん運動会in長野市犀川ドッグラン
- hase
- 11月12日
- 読了時間: 6分
更新日:3 日前

6月にオープンした長野市犀川第2緑地ドックランで、「わんわん運動会」を行いました。
小型犬から大型犬まで36組が集まって、和やかで楽しい運動会でした。
この運動会は、「犬と歩けば…プロジェクト」の一環として行ったものです。
60年以上も前に1頭の犬が市民の憩いの場である城山公園の花時計を荒らしたことに端を発し、長野市の公園では犬連れ散歩ができなくなりました。半世紀以上前の出来事を引きずっているこの状況を変えたいと、市の担当課を訪ねた愛犬家が多くいました。私たちもその一人です。でも状況は変わりませんでした。主な理由は、「飼い主のマナーが悪いので迷惑である」と。
確かにその通りです。排泄物の放置、ノーリードの散歩、犬が何頭も集まってまるでドッグランにいるかのように遊ぶ、、、。そうしたことに迷惑しているのは犬を飼っていない人ばかりではありません。周囲に迷惑をかけないようにと気を配りながら過ごしている飼い主も同様に、いえそれ以上に迷惑を被っています。
そうであるならば、犬の飼い主が主体となってお互いにマナーに気を配り、地域社会の課題解決に取り組める活動ができればと思いました。また、犬(動物)が身近にいるということは、地域に住む人々や地域づくりに良い影響を及ぼす側面もあります。マナーの良い飼い主と犬が地域社会に出ていく機会を増やしたい・・それがパドックが企画する「お楽しみイベント」です。
「人も犬(動物)も住みやすい社会は、きっと誰にとっても住みやすい」、そんな社会になればと思いながら、「犬と歩けば…プロジェクト」を立ち上げました。すると、これを応援してくださるスポンサー様、一緒に推進してくださる協賛店様が集まり、犀川ドッグランのオープンに合わせて活動が始まりました。

この活動のきっかけは、公園を犬連れ散歩に開放いただくよう市に要望書を提出したことでした。それから長野市公園緑地課の方と何度か話し合いの場を設けていただきました。「これまでの課題を解決し、長野市を暮らしやすい街にしていきましょう」と前向きな話し合いができました。もちろん、すぐに劇的に状況が変わるわけではありません。しかし、そんな話し合いができることがとてもありがたいことと感じています。
そんな経緯があるため、私たちはこの運動会に思い入れをもって取り組みました。参加者が集まらなかったらどうしよう、運動会がうまくいかなかったらどうしよう、、と心配は尽きませんでしたが、フタを開けてみれば申込者が殺到し、募集開始から3日で定員を増やす事態に。
開会式に引き続き、ゲーム開始。

まずは、犬たちの緊張をほぐすためにも鼻を使ったゲームからスタート。折り紙で折ったコップの中にあるおやつの臭いを嗅ぎ当てて、折り紙に書かれている番号でチーム分けをしました。

どのチームが早く整列できるかな?

続いて「負けたらカモ~ンゲーム」。じゃんけんゲームで、負けると何度も走らなければならない飼い主泣かせのゲームです。でもワチャワチャしている間に犬たちもリラックスしてきましたね。

続いて、「秋っぽい収穫祭」。魚釣りの要領で封筒を釣り上げて走ります。封筒の中には"秋っぽい"食べ物が書いてあるカードが入っているので、それが引換券となり景品をGetできます。

お子さんも参加してゲームを楽しんでくださいました。

あれ、封筒をくわえようとぴょんぴょんしている子が!今回最年少のラブパピー、生後7ケ月。県外から駆けつけてくださいました。

続いて、「投げて・拾って・走ってゲーム」。ネーミングの通り、ボールを投げて、拾って、走って、早く片付けしたチームが勝ちです。

犬がオスワリしたらボールを1コ拾えます。レトリーブできる子は、飼い主さんが運ぶボールの他に、自分でくわえて運んでもいいことにしました。ボール大好きな子たちが大活躍。
続いて「〇×クイズ」。
「ドッグラン等で遊ぶとき、大型犬と遊ぶときは『ピンポン玉』より大きなおもちゃを使うと良い」・・答えは「×」です。大型犬といっても様々ですが、体重25㎏くらいの犬でもせめてテニスボールくらいの大きさ以上のものを使ってほしいです。小さいものだと破壊するだけでなく、飲み込んだり、最悪の場合窒息したりする事故が起きかねません。犀川ドッグランはおもちゃの使用を禁止していないので、使う場合は大きさや素材が安全か考えてほしいし、おもちゃの使用がトラブルの基になることがあるので、使用して良いかランの中にいる飼い主さんたちに確認してからにしてほしいですね。
「善光寺の境内は、犬の散歩OKだが、排泄は禁止である」・・答えは「〇」です。犬の立ち入り禁止の神社仏閣が多い中、国宝善光寺は犬が散歩できる寺院です。でも、境内での排泄はNG。善光寺に行ったら看板が立っているので確認してね。
・・というような問題を5問出しました。

最後は、恒例?の「王様はだれだ」ゲーム。こちらもじゃんけんゲームです。時間内で最終的に王様に勝ち残った方々が"王様"として、協賛店で使える割引券をGetしました。

有効期限は、2026年6月30日まで。王様達、是非お店を訪ねてくださいね。
5種目を終えて、第1回わんわん運動会は、青組の勝ち!
1時間半ほどゲームを楽しんで、人も犬たちも程よく疲れたでしょうか。
引き続き緑地内のゴミ拾いをしました。

ゴミ、結構落ちていましたよ。犬の排泄物も少し。残念ながら、時々ドッグランの中にも放置された排泄物を見かけます。おそらく飼い主が気づかなかったものだと思います。私が知る限りは、普段ランを利用している方々は、「〇ちゃんの飼い主さ~ん、〇ちゃんが排泄してますよ~」と声を掛け合っていますけどね。そのほかに袋に入ったものも。拾って持ち帰るつもりで出入り口の近くに置いたまま忘れたのかな?私も人のことは言えず・・お互いに気をつけたいですね。

でも犬がらみのゴミはほとんどなく、多くは人が出したゴミでした。

短時間の清掃でしたがゴミ袋が4つ。大勢でやれば、短時間でもきれいになりますね。皆さま、お疲れのところ、ありがとうございました。
晴天に恵まれた第1回わんわん運動会。皆さまのお陰で楽しい会になりました。本当に、本当にありがとうございました。
最後になりましたが、この運動会の運営スタッフとして、「犬と歩けば…プロジェクト」スポンサーの富士電機E&C㈱様から4名の方がご出労くださいました。おかげさまでスムーズな運営ができました。心より感謝申し上げます。
何はともあれ、無事運動会が開催でき、ほっとしています。
引き続き、「犬と歩けば…プロジェクト」を展開していきます。公園に犬を連れて入れない犬事情後進の市から、飼い主自らが人も犬も住みやすい街づくりに意識を向ける犬事情先進の市へ。長野市は、飼い主のマナーがいいし、犬たちもイキイキしていると言われたい。
みなさま、ありがとうございました。



