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犬が散歩できる公園開放を求めて

犬を飼い始めた時からずっと「犬を連れて公園に入ってはいけない」、入っていいのは特別に許可されている公園のみと認識してきました。幸いわが家の近所には、その「特別な」公園がありましたので、往来する車に気を遣うことなく、また四季折々の景色を楽しみながら愛犬との散歩を楽しんできました。


長野市の公園は、犬を連れて入ってはいけない。多くの愛犬家が残念な気持ちを抱き、中には市の担当課に開放を求めて直談判に行った人もいるでしょう。かく言う私たちも以前ちょっと頑張りましたよ。でもね、なかなか壁は厚いのです。


なぜ公園に犬が入れなくなったのか、、そのきっかけとなった出来事があるようですが、それはきっかけにすぎず、つまりは犬の飼い主のマナー違反があまりに人々の気を悪くさせたということなのでしょうね。ですから公園開放を求めるからには、愛犬家は散歩の仕方についてのマナーを身につけなければならない。・・身につまされる話です。


悶々としながらも諦めムードの中、事態が動いたのは昨年10月の事。長野市議会議員倉野立人氏からの後押しもあり、「長野市内の公園における飼い犬の散歩を開放させることについて(要望)」を長野市担当課部長宛てに提出しました。

この時、公園開放は愛犬家の希望ということだけでなく、市民の暮らしに潤いを与えたり、体力増進につながったりとメリットがたくさんあることもお伝えさせていただきました。担当課の方でも前向きに考えてくださっており、一度に全部という訳にはいかないが、順次開放を検討していきたいというようなお話をいただきました。


昨今、犬の飼育頭数が増えており、15歳以下の子どもの数より犬猫の数の方が多いなどとも言われます。ペットを家族と考える人が多いことを考えると、公園開放を望む声は小さくないはずです。担当課の方々もよくわかってくださっており、とりあえず南部の方でひとつ開放できるか・・というお話がありました。


10月時点でここまでお話しをうかがうことができましたが、考えてみますと、長野市の人口分布は、犀川を挟んで北と南に分かれており、北側に住んでいる人の方が多いのです。でも現在犬が入れる公園は南部の方が多く、それに加えてもう一つ開放される公園が南部である というのは、ちょっとバランスが悪いです。


そこで第2弾として、どこか北部の公園、具体的には、城山公園の開放を要望したいと考え、倉野議員に同席いただきながら再度担当課を訪問しました。


城山公園は、国宝善光寺に隣接しています。善光寺は犬の散歩に寛容ですので、犬連れも割と多く訪れます。参拝の後城山公園も散歩したいと思いますが、今のところその入り口でシャットアウト。市民として残念に思っていますし、それは観光客にも印象が悪かろうと思います。


要望書には、城山公園の開放は、①市民の生活の質向上、②長野市のイメージアップ、③長期的な視野をもってみれば、長野市の地方都市の移住先候補 としての魅 力度が増す、④観光 インバ ウン ドの向上、 ⑤犬を通 じての観光客 と長野市民 との交流のき っかけになる可能性  等、様々な面で有益 なことが多いことを添えさせていただきました。


いずれにしても実現までには時間がかかることです。開放に向けて手順を踏まなくてはなりませんし、同時に犬の飼い主側の課題も考えていかなくてはなりません。これに関しては、そちらの関係部署の課長さんにも同席いただき、お話を聞いていただきました。


犬を連れて公園を散歩できるよう開放してほしい。この要望が叶うには官民協同、関係部署の連携というように多方面からのアプローチが必要です。長野市が住みやすく潤いのある市になることを願って一歩ずつですね。

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