「犬を家族に迎えたらしつけをしましょう」と言われます。
はて? 何のために、どんなしつけをすればいいのでしょうか? 中には、「しつけなんて必要ない」、「しつけをするなんてかわいそうだ」と言う人もいるかもしれません。
私個人としては、犬のしつけは遊びのようなもので、楽しいし、かわいいし、愛犬とのコミュニケーションそのものです。結果、お利口になってくれたら言うことありません。
しつけをすることは愛犬との絆を築いたり、飼いやすくなったり、人中に連れ出してもマナー良く過ごせたりと、いろいろなメリットがありますね。自分の思い通りにしようとか、犬がつまらなそうな顔をしながらやるのは好きではありませんが、いい関係が築ければ、しつけをすることはメリットがたくさんあります。
それから、ペットの中でも特に犬は外に連れ出すことが多いので、他の人の目に触れたり、関わったりすることもあります。お互いに気持ちよく過ごせるように、飼い主は周りに気遣いをしたり、迷惑をかけないように愛犬にしつけをしたいものです。人のこどもを連れているパパ・ママも、周りに気を使ったり、こどもにしつけをしたりしますものね。それと同じことだと思います。そして、しつけをするということは、飼い主と愛犬の安全確保という面もあります。
では、具体的にどのようなことを犬に教えればいいのでしょうか。
パドックNAGANOでは、これだけはできるようになりたい!というものを厳選して、今後しつけ方勉強会の中で取り組んでいこうと考えています。
この日は、その内容について講習会を開きました。
ホールドラッピング。「ホールドスチール」と言われることもあります。「抑え込む」というよりも「優しく包む」というイメージで、「ホールドラッピング」。優しく包んではいますが、カラーやハーネスに指をかけていますので、安全を保つこともできます。
抱っこは好きだけれど、こういう体勢は苦手という子も意外と多いです。飼い主に抱えられることが「安心」となるように教えたいですね。
続いて「オイデ」。これは安全確保のためにも大事です。もしもリードが離れてしまっても、「オイデ」と呼ばれたら飼い主の元へ行く、これはしっかり教えたいところです。でもその前に「オスワリ・マッテ」を教えましょう。「マッテ」と言われたら飼い主が戻るまで動かないこと。これができるようになってから「マッテ・オイデ」を教えるのがコツです。
よく飼い主さんを見ていますね。アイコンタクトがよくとれる子は、飼い主さんとのコミュニケーションがスムーズです。
飼い主の横について歩く練習もしましょう。練習方法はいろいろありますが、これはおやつで誘導しながら教えるやり方をしています。
Dちゃん、よく飼い主さんの顔を見ていますね。飼い主さんも笑顔でとても素敵です。
Sちゃんも飼い主さんに注目しながらお利口に歩いていますね。リードがたるんでいる状態。理想的です。
来月は、今日の内容を生かしたゲームをして、練習の成果を確かめたいと思います。
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